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彼の世界は官能で出来ている。
第6章 BかFか…

「――――百々子、仕事が入りそうだ…また、数日会えなくなるが…他の官能に濡れるなよ?」


「ちょっと、変な事言ってるって気がついている?

会う約束とかしてないじゃん?もともと…大丈夫、瑛斗さんは瑛斗さんの人生を頑張って!私も私の生活を頑張るから!」


別に、付き合ってる訳じゃないんだから、各々生活をすれば良いだけのことなのに…瑛斗は私をど~したいんだよ!


「――――百々子がいれば…溢れる淫語の中を気持ちよく泳ぐことが出来…俺の生活は潤う…

会えないと――――…俺の精神状態が…おかしくなりそうだ!」



――――いや、すでに精神状態はおかしいよ!



「それ、気のせいですから!大丈夫――――…今までだって生活できていたんだから!瑛斗さんはお仕事頑張ってください!」



「――――百々子…」



結局、官能小説で成功していない瑛斗は…生活のため“末広 八”の仕事をこなしていくしかないらしい。

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