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彼の世界は官能で出来ている。
第6章 BかFか…
「お待たせいたしました。ご注文ですね」
いつもボタンを押すのに、今日に限り…何故か手招き…?と、疑問に思ったが仕事だ…文句は言えない。
「末広先生は、もう決まったんですか?すみません、私――――…目移りしてしまって、ファミレスって来ることないので新鮮で!あら、やだ~こんなにお安いの?あら、これも!」
――――なんだ?この女…?
人を呼びつけておいてまだ、決まらない巨乳女を見下ろすと…
瑛斗が私をジーっと見ている…
――――だから…何!?怖いから!
「すみません――――…もう少し…」
瑛斗と巨乳女の前に、ボサボサ頭で前髪が目にかかるほどのモッサリした男性が注文が決まらないのに店員を読んだことに頭を下げる。
「いえ、ごゆっくり」
私は営業スマイルと共に席を後にしようとしたが…
「ちょっといいか?」
と、瑛斗までも席を離れようとした。