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彼の世界は官能で出来ている。
第6章 BかFか…
「大丈夫?――――はい、私からの差し入れ…瑛斗さんの好きなチョコレートケーキ…佐久間さんもど~ぞ…」
「///百々子…///天使…女神…濡れる…」
――――おい、こんな場所で濡れるなよ!
「え!?――――末広?だれ…ですか?」
佐久間さんは私と瑛斗を交互に見ると見えていないが視線が泳ぎまくる。
「佐久間さん、この子が――――俺の大事な人、百々子だ!」
「違いますから、超――――誤解しそうな言い方ですけど、全く関係ないですから!ただの“知り合いの知り合い”です!」
甘いチョコレートケーキを目の前に目を輝かせる瑛斗と違い、佐久間さんは申し訳なさそうに頭を下げる!