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彼の世界は官能で出来ている。
第6章 BかFか…
佐久間さんは、手をつけていないチョコレートケーキを見つめ…「あぁ…」と、小さい声で答えた。
多分…瑛斗は“水無月 睦”のデビューのために…“末広 八”を頑張っているんだ……
「そ、それでも――――…不眠不休はダメです!倒れたら…意味がないじゃないですか!」
「そ、そうだよ!ほら、私のケーキも食べて良いから!――――頼むから…倒れないで欲しい!」
佐久間さんは、瑛斗の体を心配してか…無理はしないでくれ――――と、何度も言っていた。