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恋する真珠
第1章 海と真珠
「フェリーの王子様に告られたん?」
「…う、うん…」
夏実は歓声を上げた。
「やっぱり!
瑠璃ちゃんはスーパー美少女やもんなあ。
フェリーで見染められるなんて…ロマンチックやなあ…。
…やっぱ、美少女はこんな田舎でもええ出会いがあるんやなあ…。
あたしもボートでも釣り船でもええから、松坂桃李くんみたいなイケメンにナンパされんかいな…」
…うっとりと言いかけた夏実が驚いたように眼を見開き、慌てて瑠璃子の袖を引っ張った。
「…え?」
何ごとかと夏実の凝視する方を振り返り、瑠璃子は思わず、あっと声を上げた。
「財前さん⁈どうして…」
…店の入り口に財前が佇んでいたのだった。
財前はにっこりと笑うと爽やかに挨拶をした。
「こんにちは。瑠璃子ちゃん」
「…う、うん…」
夏実は歓声を上げた。
「やっぱり!
瑠璃ちゃんはスーパー美少女やもんなあ。
フェリーで見染められるなんて…ロマンチックやなあ…。
…やっぱ、美少女はこんな田舎でもええ出会いがあるんやなあ…。
あたしもボートでも釣り船でもええから、松坂桃李くんみたいなイケメンにナンパされんかいな…」
…うっとりと言いかけた夏実が驚いたように眼を見開き、慌てて瑠璃子の袖を引っ張った。
「…え?」
何ごとかと夏実の凝視する方を振り返り、瑠璃子は思わず、あっと声を上げた。
「財前さん⁈どうして…」
…店の入り口に財前が佇んでいたのだった。
財前はにっこりと笑うと爽やかに挨拶をした。
「こんにちは。瑠璃子ちゃん」