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永遠の愛のカタチ
第3章 ふたりの出会い、ふたつの家庭



「祐……」


名前を読んでから私からもキスをして祐の背中に両手を回した。

好きな人から彼氏、そして夫になった今でも大好きなのは変わらない。



「ごめんね。自分のことでいっぱいになって大事なことを忘れてた」


「小春は家事と育児も頑張って大変な思いをしていたんだからいっぱいになるのも仕方ねーよ。オレも先輩を見習って小春が休める日を作るからもうちょっと待っててな」


「やめてよ……。そんなこと言われたら余計に泣けてくるから」


「よしよし。小春……、愛してるぞ」


「私も祐のこと愛してる……」


ふとしたことで嫉妬して自信をなくしてしまうこともあるけれど、心の奥では祐のことを強く信じている自分がいた。


大人になりきれていないグズグズしている部分があっても、話ができずにすれ違って喧嘩してしまっても、そのうちこうやって抱きしめ合うことができるのだから私たちは固い絆で結ばれているんだろう。


「あー、涙が止まらない……」


「はははっ、また泣くともっとちゅーするぞ?」


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