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永遠の愛のカタチ
第3章 ふたりの出会い、ふたつの家庭
珍しいことを言ってきた祐の方に体を向けて顔を見つめながら聞いてみる。
すると、ニヤリと笑わらわれながら目を合わせてきた。
「生でできるから」
「そこ!?まったく、エロいことばっかり考えてるんだから……」
「っていうのもあるけど、堂々と子作りをしていいほど小春にとって特別な存在になれたんだなって思うから」
「祐……」
夫となった祐のことの成長ぶりを見ていると今まで以上に彼へと向ける愛が溢れてくる。
家への不満は湧いていたけれど、夫婦の営みをして本当の気持ちを確認することができて今ある幸せを深く感じた。
他人に何を言われようが私は幸せな家庭で暮らしているんだ。
それを実感すると祐のような明るい笑顔が戻ってきて、泣き顔ではなく頬を緩めた姿を見せることができた。
「一緒に風呂に行くか。風呂にはさっき入ってきたけどお互いに汗をかいたからな」