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永遠の愛のカタチ
第4章 祐の想い ※
あったはずの店がいつの間にか閉店している。
頻繁に来ていたわけではないけど、小春とデートした時に見掛けていたからここでなら指輪を買えると思っていた。
仕方なくポケットにいれていたスマホを取り出してこの辺りで他に指輪が買える店を探してみることにする。
それを調べているうちにここにあった店は移転しただけだと言うことを知った。
ここから少し歩くけど行ってみるか……。
「…………」
振り返ってそっちの方へ足を進めようと思った時、近くにやって来た同じ年代の男が目に入った。
空き店舗となったここの前で周囲を見渡して困ったような顔をしている。
なんだあいつ。怪しすぎる……。
でも移転のお知らせが書いてある貼り紙を見に行ったから、移動したアクセサリーショップに用事があるように思えた。
それにしても、この男はどこかで見たことがあるような……。