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永遠の愛のカタチ
第4章 祐の想い ※




「すみません。人の顔を覚えるのが苦手でして……。
でもおばあさんの家に行ったのは覚えてますよ」


「やっぱりそうでしたかー!オレもここのアクセサリーショップに用事があるので一緒に行きません?
さっきスマホで調べたので案内しますよ」


「……ありがとうございます。それじゃあ、お願いします」



小春が一人でおつかいに行っている時にばーちゃんの家に訪ねてきたこの男。


馴れ合うつもりはないけど、桔梗の花束と折り菓子を持ってきてばーちゃんが喜んでいたから代わりにお礼をしようと思った。


声を掛けたのはどこから見ても男だから小春も許してくれるだろう。


移転したアクセサリーショップまで案内したらおさらばだ。




離れないように気にしながらも混雑しているショピングモールから出て外を歩く。


それにしても静かだ。あまりお喋りな男ではないのか黙って後を着いてくる。


沈黙が苦手なオレは思い切って男にまた話し掛けてみた。



「ばーちゃんとはどういう繋がりで……」


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