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永遠の愛のカタチ
第4章 祐の想い ※
そう言われて自分のしてきたことが何だったのかと思えて虚しくなってきた。
オレって小春のことを知ろうとはしていたけどよく見れてはいなかったんだな……。
傷つけてしまったことを許して欲しいから、小春と幸せになりたいから、っと自分のことばかりで最低だ。
彼氏だというのに小春がどう思っているのかさえ分からなくて自信がないなんてダメな男だ。
卑屈になって俯いていた顔を上げると男は再びショーケースの中を見ていた。
その中には数種類のネックレスが飾ってあったけど、どれも女性もので誰かにあげるために買いに来たことが分かる。
「どのネックレスをプレゼントするんですか?」
「これですよ」
男が指差した物はダイヤモンドが埋め込まれている大人の女性向きのハートのネックレスだった。
こういうものを会社につけてきた人もいた気がする。
「どうしてこれを……?奥さんが好きそうなものだから?」