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永遠の愛のカタチ
第4章 祐の想い ※
「妻によく似合いましてね。二回ほどこのお店でハートのネックレスを買って渡したので、今回もこちらで買おうと思ったんです」
「えーっ!?三回も似たようなネックレスをあげるなんて変わってますねー」
「ふっ。まあ、そうかもしれません」
それで奥さんは喜ぶんだろうか……。
世の中にはオレが予想できないような人がいるものだ。
でもこの人には迷いがない。しっかり自分を持っていて前を見つめている。
オレにはないものを持っているからかそれが羨ましく思えた。
小春が好きそうなものか……。
男から意見を聞いて改めて考えながら指輪が飾られているショーケースを目にする。
シンプルなものが無難だろうけど、……ここには小春が欲しがるようなものが飾られていない気がした。
小春が笑顔になれるような指輪は……――――