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永遠の愛のカタチ
第4章 祐の想い ※
そうだ……!あれがリングについているデザインの物がいい。
近くに置いてあったカタログを開き、取り寄せることが可能な指輪を探してみる。
何枚かページを捲っていくと強く印象に残ったものが見つかり、そのカタログを持って手の空いている店員の元へ向かった。
「すみません。このデザインの指輪はありますか?展示されてはいなかったんですけど……」
指を差した写真に載っていたのは花がモチーフになっている婚約指輪。
オレが唯一知っている小春の大好きなもの。……それは“花”だ。
カタログに載っていた指輪は花の形に添ってダイヤモンドが散りばめられていて、オレが小春に送る婚約指輪はこれがピッタリだと思った。
小春の大好きな物がついているこれならきっと見た瞬間に笑顔になってくれるはず。
「かしこまりました。こちらの指輪は先月まで展示しておりまして在庫があるかもしれませんので確認してきますね」
「お願いします!」