この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠の愛のカタチ
第4章 祐の想い ※
良さそうなデザインの物も見つかってやっと上手くいくと思った。
しかし、確認して戻ってきた店員によると在庫はなくて取り寄せになるらしく、オレの手元にやってくるのは数日後となってしまった。
転勤する日にはギリギリ間に合うみたいだけど、きちんとその日までに買えるのか不安だ……。
頭金を払い、店の出入り口へと歩いて行くとここの店まで案内した男と出るタイミングが偶然に合う。
お互いに会釈をした時に男が手に持っている紙袋が目に入ってきてオレは口を開いた。
「あっ、お目当ての物は買えたんですね」
「ええ。そちらは迷われていたみたいですけど贈る指輪は見つかりましたか?」
「はい。おかげさまで。よく考えてみたら小春……、いや彼女が好きそうなデザインの物も思い浮かびました。
取り寄せになってまだ手元にないですけどプロポーズするまでなんとか間に合いそうです」