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永遠の愛のカタチ
第4章 祐の想い ※



我ながらオレは何をやっているのやら。


大好きな小春に嘘をついて家を出てきて男をナンパしているなんて……。



社交性には自信があるけど、焦るとここまでするとは自分でも驚いてしまう。

だけど、夜まで時間はたっぷりとあるから暇潰しに多少付き合ってもらうことにした。


小春のばーちゃんの知り合いというだけあって一緒にいても不快ではない。

寧ろ、追い掛けてみたいと思えてくるから不思議だ。




少しずつ雪が降り積もっていく中を歩き、コーヒーチェーン店に着いてから温かい飲み物を頼んだ。

コーヒーの重厚で香ばしい香りが焦っていたオレの心を落ち着けてくれる。



小春は今頃何をしているんだろう。

お茶でも飲んでばーちゃんと二人で話をしているのかな。


平日は仕事のことで頭がいっぱいだから小春のことだけを考えられる時間は貴重だ。今はよく知らない男といるけど……。



「会ったばかりのオレに付き合ってくれるなんて優しいですね。ばーちゃんと仲がいい人は皆いい人なんだなーって思いました」


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