この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠の愛のカタチ
第2章 永遠の愛のカタチ
「それが昨晩は寝ちゃったのか途中でこなくなって」
「大丈夫?婚約してるんでしょ?」
祐と遠距離恋愛になってから毎日連絡を取っていた。
LOINEのメッセージや電話だったり、今までしたことがなかったビデオ通話もたまにしている。
穂並さんが言っていたとおり、あまりマメな方ではないのかチャットのようにスムーズに進むことはないけれど祐は何かすら連絡を入れてくれた。
「全然大丈夫です!新しい職場に行って新しい仕事をすることでいっぱいになって疲れているんだと思います。
祐は疲れるとすぐに寝ちゃいますから連絡がこなくても何をしているのか分かりますよ」
何のわだかまりもない笑顔でそう答えると、なぜなのか困ったような笑みを浮かべられる。
「……小春はまた強くなったね」
「えっ……?」
「前みたいに不安そうな表情をしてないもん。青木が転勤するって決まった時は今にも泣きそうなくらい寂しそうな顔をしていたのに」