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永遠の愛のカタチ
第2章 永遠の愛のカタチ



それからあっという間に時間は経ち、退職をして四人での飲み会の時がやってくる。


今まで仕事関連で参加した飲み会の中で一番気楽に飲めたひと時だった。


土嶋さんは酔ってしまって途中から椿さんにべったりと寄り掛かっていて、その様子を穂並さんが「ラブラブだね」っとからかいながら写真に撮っていた。


ついこの前までは考えられなかった笑い声が飛び交う楽しい雰囲気。


ここに祐がいたらどうなっていたんだろう。


今は五人で仲良く笑っていられたのかもしれない。


そんな風に冷静にこの空気に浸っていたのも束の間、私もたくさんお酒を飲んで酔っ払っていた。




しかし、はしゃいでいたつけが回ってきたのか、次の日の朝には今まで経験したことがないほど胃がもたれていて初めて吐いた。


「ううう……。気持ち悪っ……。うう……」


なぜなのかその吐き気は三日経ってもまだ治らなかった。


日曜日の朝。大荷物を抱えて祐の元へ向かう日がやってきたけど、新幹線に乗った途端またその苦しみが襲ってくる。


頭も重くてぼーっとするし、身体もだるくて思うように動かない。


今日は待ちに待った引っ越しだというのに最悪だ……。


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