この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠の愛のカタチ
第2章 永遠の愛のカタチ
「言われてみるとそうかも……。仕事を探すまでに終わらせておかないと……」
明日から新婚生活が始まると思うとワクワクするけど気が遠くなる作業が待っていた。
転勤してから祐は私と一緒に住むアパートを探してくれてすぐに寮を出た。
どんな場所がよくて間取りがいいとかはスマホでやり取りしていたから、これから向かう家の写真は見せてもらっている。
泊まる所に困らずに知らない場所に安心して引っ越してこれたのも準備していてくれた祐のおかげだ。
「それに婚姻届も書かないとな。小春の苗字も変わるから先輩にはくまいって言われなくなるな」
「まだ祐に言っていなかったけど椿さん、結婚するんだって。しかも相手は土嶋さんなんだよ」
「マジか……!?仲が良くなったなーって思っていたけど、急に結婚するとか……。早過ぎねぇ?
……って、オレ達も付き合って一年未満で結婚するから他人のこと言えないけど。人生何があるか分からねーな」
「そうだね」
「でも葉月はずっと誰かに側にいて欲しがっていたからしっかりと見ていてくれる先輩と幸せになって良かった。
オレは葉月のことも傷つけてしまったから、新しい好きな人ができて幸せになってくれて嬉しいなっても思うし……」