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永遠の愛のカタチ
第2章 永遠の愛のカタチ
物でごちゃごちゃしているリビングの隣にある寝室。
この部屋には荷物は置いていなくてなぜかベッド周りだけ気合いが入っている。
数時間前まで祐がここで寝ていたはずなのに、布団も綺麗に二つ折りをしてシーツの上に置いてあった。今すぐにでも眠れる状態だ。
「枕は忘れると思ったのにどうしちゃったの……?」
「なんでそこまで驚いた顔をするんだ?枕は大事だろー。
それに小春のばーちゃん家に泊まってた時、毎晩枕を並べて寝ていたからもう一個ないと落ち着かないって言うか……。
小春が早くここに寝て欲しいなーって思っていただけだから片方の枕はまだ使ってねーよ」
照れくさそうに話す祐が面白くて、つい吹き出しそうになって口元を手で押さえた。
メッセージのやり取りをしている時は一切寂しいなんて書いてこなかったから嬉しくて頬が緩んだのもあるけれど……。
「ぷっ。本当は祐も寂しかったんだ?可愛いー」