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永遠の愛のカタチ
第2章 永遠の愛のカタチ
「じゃあ、まずは山ほどある手続きと片付けを頑張ろうな。オレも手伝うから」
「あははっ、そうだね。よろしく」
再び抱きしめ合ってキスをした私たちは唇を離してから微笑み合った。
一ヵ月間、遠く離れていて会うことも触れることもできなかったけど祐は祐のままで何も変わっていなかった。
過去の自分に遠距離恋愛をそこまで恐れなくても大丈夫だと教えてあげたくなるほど。
でも相手が祐だったから不幸のジンクスも力を発揮できなかったんだろう。
祐の笑顔は私を照らしてくれる太陽のようにとても明るいのだから……――――
次の日。役所で諸々の手続きを無事に終えてから、既に記入していた婚姻届を提出しに行った。
記入しておいたその紙は結婚情報誌についていた可愛い婚姻届。
好きなようにしていいと祐も言ってくれていたし、ここにもこだわることができて満足している。
でも望んでいたとても幸せな時が訪れているというのに私の体調は優れないままだった。