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永遠の愛のカタチ
第2章 永遠の愛のカタチ
急に結婚したこともあってマリッジブルーというもので精神的にきているのかと思いきや、そんな風には思えない。
微熱も下がらないし、吐き気にも襲われてつらいから結婚した翌日に病院へ行くことにした。
送迎会で飲み過ぎたせいか、ただの疲れかと思っていたら意外な診断をされて目を見開いて驚く。
ああ……。そうだったから体調がよくなかったのか……。
納得したと同時に送迎会の夜に調子に乗って酒を大量に飲んでしまったことに深く反省する。
「お待たせ。終わったよ」
「どうだった……?なんか大きな病気とかじゃねーよな?」
まだ住んでいるアパートまでの道も分からない私の付き添いで一緒に来てくれた祐。
三回ほど検査をして二時間以上もかかったと言うのに待合室の長椅子に座って待っていてくれた。
病院に来る前から眉を八の字にしたままだったからずっと心配していてくれたんだろう。
「祐……。あのね……、驚かないで欲しいんだけど……」