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永遠の愛のカタチ
第2章 永遠の愛のカタチ
白い歯を見せて笑ってまだ膨らんでいるように見えない私のお腹を撫でてくる。
祐のこういうところが好き。
結婚して二人の時間があまり過ごせないだとか、早すぎるとか言わずにその先をポジティブに考えている。
私一人だったら不安だらけになっていたと思うけど、不思議と何も怖い気がしない。
「この子が生まれたら一緒にうちのおばあちゃんに会いに行ってくれる?」
「当たり前だろ。ゴールデンウィークに帰省したらばーちゃんのところにも行って報告しようぜ」
「……うん。ありがとう、祐」
私と祐が大きな幸せを感じてから数ヵ月後。
地元にいる穂並さんと土嶋さんと椿さんは会社帰りに居酒屋で食事をしていた。
顔を真っ赤にして酔っ払っている穂並さんがビールをごくごくと一気に飲み干し、ジョッキをテーブルの上にドンッと置く。
「はー、ビールが美味いわー!もう一杯おかわりしちゃおうっと」
「おいおい。飲み過ぎだと思うんだが……。穂並は早く帰らないとやばいんじゃねーの?」