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永遠の愛のカタチ
第2章 永遠の愛のカタチ



「まだ誰にも言っていなかったけどな。今は四ヵ月だっけ?」


隣に座っていた土嶋さんが首を傾げて問う椿さんのわき腹をドンッと肘でつつく。


「は?間違うなんてパパ失格だから。五ヵ月に入ったところだって言ったじゃん。
……あんた達もってことは他にもおめでたい話があったんですか?」


「ええ。つい最近、小春から妊娠してるって教えてもらってびっくりしていたところだったの」



「そうなんですか。妊婦同士で情報交換できそうなので連絡してみようと思います」


「うちの子は青木とはくまいの子供と同じ学年になるのかー」


「ちょっと、ちょっと!あたしが先に結婚したのに皆においていかれるってどういうことー!?」


厳しい冬を乗り越えて芽吹いた花のように次々と幸せの蕾が開いて綺麗に咲いている。


花は種が生まれたところから遠く離れた場所に落ちて咲いたとしてもそこでも強く育っていく。


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