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永遠の愛のカタチ
第2章 永遠の愛のカタチ
「はい。でもさっき休憩したばかりなのでもうちょっと頑張ります」
ハサミでチョキッと切って手入れをしていたのは白い桔梗の茎。
純白な花びらをつけている桔梗はいつでも特別に美しく見える。
白い桔梗を扱う時はつい香りを楽しみ、弁に見蕩れて手が止まってしまう。
元々好きな花ではあったけど、私の人生で一番大切な花となったから……。
この純粋な花のように綺麗な心を持って産まれてくる赤ちゃんにはいつ会えるかな。
もうそろそろだと思うんだけど……――――
「あいたたたた……」
夢中になって花の手入れをしていた時から異変は感じていたけど、ついにその時がやってきた気がした。
尋常じゃない痛みがやってきて持っていたハサミを床にカシャンと落としてしまった。
「こっ、小春ちゃん!?大丈夫!?」