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永遠の愛のカタチ
第3章 ふたりの出会い、ふたつの家庭



「口が悪いところです。優はツッコミが鋭くて面白いって笑ってくれますけど、もし祐にこんな姿を見せていたすぐに振られていたと思います」


「あはは。椿さんって優しいところありますもんね」


「最初は嫌な奴かと思っていましたけど、男らしくて意外と頼りになるんですよ。

付き合ってみてわたしには優みたいに包容力があって大人な男性の方が合ってるなっても思って……。だから、優と付き合えて結婚できて幸せなんです」



その幸せを示すように同じ会社で働いていた時に鋭かった土嶋さんの目つきも今は割と穏やかになっている。


祐のことを一途に思っていた心は、今では椿さんの方へ真っ直ぐに固く向いているようだった。


私が言うのもなんだけど祐に片思いをしていた時よりもずっといい顔をしている。


「白米さんのところはどうですか?祐と幸せなんでしょう?」


「はい、それなりに。些細な喧嘩はしますけどね、祐が優しいからなんとかなってます。

今日は残業をしないで帰ってくるみたいですけど」



「そうでしたか。わたしと優は元気だって祐によろしく伝えておいてくださいね」


「祐に会って行かないんですか……?」


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