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永遠の愛のカタチ
第3章 ふたりの出会い、ふたつの家庭
朝は機嫌が悪そうだったのに、みそ焼きおにぎりと味噌かんぷらを目の前にしたら異様にテンションが上がっている。
これは作戦大成功な気がして、この先仲直りができるか期待してしまう。
冬和の食事とお風呂は済ませてもう寝かせてあるから二人で懐かしい料理を楽しんだ。
「帰りが遅かったのにご飯を待っていてくれてありがとな。この味噌料理、地元にいた時に小春がよく作ってくれていたよな……。
今じゃオレの大好物だよ。肉より好きかも」
「祐の口に合って嬉しい。じゃあ、芋を肉の代わりにしちゃうよ?」
「いや、肉も食いたい。……それにしても小春はママになって料理もかなり上手くなったと思うよ。
掃除と洗濯もして、冬和のことを見てくれて。いつもありがとな」
「ううん……。こうしていれるのも祐のおかげだよ。あのね――――」