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永遠の愛のカタチ
第3章 ふたりの出会い、ふたつの家庭
風呂に入ってきてからもそのことが気になって眠れなくてテレビもつけずに一人で過ごす。
気分を変えようとしてスマホを見ても誰からもメッセージが届いていなくて話す相手がいない。
唯一のママ友である土嶋さんとは昨日会ったばかりだからわざわざ話すこともない。
隣の女性に泣き声が近所迷惑だと言われ続けるのは我慢することはできるけど冬和に何かあったらどうしよう。
罵倒されることよりもこれが一番怖い。
以前、通報されて児童相談所の人が虐待してないか様子を見に来たこともあった。
冬和の体を見られて暴力をしていないと判断されて分かってもらえたけれど……。
このまま何度も通報され続けて冬和が児童相談所に連れて行かれるのは嫌だ。
大事な我が子と離ればなれになりたくない……。
そう思うと未来が不安で悲しくなってきて目から涙がぽろりと零れ落ちた。
私はこれからどうしていけばいいんだろう……。