この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
女囚
第1章 捕縛
ここに閉じ込められるんだと思うと由里は恐怖と共に興奮も感じていた。
由里の妄想の中では牢屋に閉じ込められるイコール処刑を意味していた。
由里の足が自然に震えていた。
「なんだ怖いのか。この中に朝まで入ってろ。」震えている由里を見て治夫が言う。
格子の一部が人が屈んで通れる程に開いている。
由里はその入り口から牢の中に入った。
中は真っ暗でよく見えない。
治夫は扉を閉じると大きな錠前で施錠した。
これで私は外に出られなくなった。
そう思った途端ガタガタ足が震えだし由里は立っていることが出来ずその場に座り込んだ。
由里を震え上がらせたのは恐怖ではなく興奮だった。
治夫がスイッチを押すと牢屋内の電気がついた。
一瞬天井で赤いライトが点滅するのを治夫は確認するとニヤっと笑った。
「そこの部屋の隅にある穴がトイレだ。したくなったらそこで用をたせ。」
「はい。」
治夫は一瞬考えると「その格好じゃ用をたせないな。ちょっとこっちきて俺に背を向けろ。」と命じる。
「はい。」由里が立ち上がり治夫に背を向けると治夫は格子の中に手を入れて長襦袢の裾を掴むと由里を縛っている縄に押し込んでしまった。
「あっ。」由里は治夫の方を振り返り尻を隠した。
「よし。それで用はたせるな。それじゃ明日の朝まで大人しくしてろ。」と言い残し治夫は階段を上がっていった。
やがて階段の電気が消され、バタンと扉の閉じる音が聞こえた。
由里は座り込んで部屋の中を見渡し始めた。
床は板張りで畳が1帖だけ置かれている。
おそらくそこに寝なさいということなのだろう。
部屋の隅に治夫が言っていたトイレがあった。
言ってた通り穴が開いているだけだった。
壁は勿論窓などなく全面板張りだった。
ところどころにフックが取付られている。
そして天井には梁が剥き出しで縄がさっきの部屋の様に吊るされていた。
この牢屋の中で囚人を吊るす為だろうと由里は思った。
/90ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ