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女囚
第1章 捕縛
「はっはい。」由里は言われるまま治夫に背を向けて両手を後ろにまわす。
治夫は由里の手を掴むと「もっと上だ。」と位置を直す。
そして治夫は由里の上半身を後ろ手縛りに縛り上げていく。
由里は初めての緊縛に息をするのを忘れるほど緊張と恐怖を感じていた。
由里の妄想の中では縛られ拷問され最後には処刑されてしまう。
縛られて自由を奪われるということはイコール死を意味していた。
だが、その緊張と恐怖はいつの間にか興奮へと変わっていった。
由里を縛り終えると治夫は由里が服を入れたカゴを持ち、玄関から続く廊下の電気をつけた。
由里は廊下を見渡していた。
廊下の両側には部屋があるのか襖が連なっていた。
廊下の奥は暗くてよく見えない。
治夫は一番手前の襖を開けてまたスイッチを押して電気をつけた。
そして振り返り「入れ。」と由里に命じた。
由里は自分の鼓動が聞こえる程、緊張し興奮していた。
中には何が待ち受けているのか。
敷居を跨ぎ中に入ると裸電球に照らされた木の机が目に入った。
部屋を見渡すとどうやら二部屋を仕切りの襖を外してあるようでかなり広い部屋だった。
部屋の仕切りには大きな梁があり、その梁に縄が吊るされていた。
その縄をみた由里は更に鼓動が早くなった。
あの縄に吊るされるのかな?と思ったからだ。
治夫は木の机の奥側の座椅子が置いてあるほうに胡坐で座り、「俺の前に座れ。」と由里に命じると服が入ったカゴを脇に置いた。
由里は指示通り治夫の前に正座で座った。
「それではこれから尋問を開始する。お前を尋問する俺の名前は治夫。お前の運命は俺が握っている事を忘れるな。」
「はい。よろしくお願いします。」由里は従順に答えた。
「それじゃまず名前と年齢を言え。」
「はい。松本由里。32歳です。」
「結婚はしているか?子供はいるか?」
「いえ。未婚です。子供もいません。」
「家族は。」
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