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幼馴染と、そして先生と
第3章 情事を終えて
 自分の方から腕を回し、和義に抱き着くと、舌を絡めてきたではないか。
 触れるだけのキスから、一変してディープなキスが展開される。お互いの唾液を啜り合い、そして、舌を絡めていく。由美の舌はねっとりと熱く、蕩けるようであった。ここに来るまでにガムを噛んでいたのか、僅かにミントグリーンの香りがする。
 ここまでくると、和義は止まらなかった。
 由美の着ているブラウスに手をかけ、脱がしにかかる。
 ハッとした由美は、少しだけ抵抗を見せる。一旦唇を離し、そして告げる。
「か、和君、駄目だよ」
「どうして? 昨日は慰めてくれたじゃないか」
「昨日は、昨日だし……」
「由美は、俺のこと嫌いなのか?」
「そんなことないけど」
「俺は、由美が好きだ……」
 高らかに宣言した。
 今まで自分の気持ちがわからなかった。しかし、昨日由美に優しくされて、恋の炎を燃え上がったのである。人を好きになる理由なんて、些細なものでいい。重要なのは、好きになってからの行動だ。どれだけ相手に対して、親身になれるかだろう。
 和義は、自分のすべてをわかってもらいたかった。そして、どれだけ由美を好きなのか、感じてもらいたかったのである。
「和君、私のこと好きなの?」
「うん。好き。今まで気づかなかったけど、弱っている時にそばにいてくれて、改めて気づいたんだ。お前が好きだって……」
「う、嬉しいよ。わ、私も好き、和君が……」
 二人は相思相愛であった。甘いうっとりとするような時間が流れる。和義は、由美のブラウスのボタンを外し始めた。今度は、由美は抵抗しなかった。ただ、されるがままになっている。
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