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揺れる世界の秘め事
第6章 夜が明けるまで
「ん…んん…」
自分のベッドの感覚にむくりと起きる。
スーツが気持ち悪くてボタンを外していく。
えっと…パジャマ…どこだっけ。
ま、いいか…
寝ていたせいで皺のできたスーツを放り投げてそのまま布団の中へ入る。
ごろんと寝返りを打ってから、
目の前で小さく「あの…」と誰かの声がして目を開く。
……目の前には有馬君がいるわけで。
…あれ、ここ私の家だし…なんで?
「…やっと目覚めた」
照れ隠しのように一言呟いてから
有馬君が私に背を向けてベッドに座る。
「…え…なんで?」
「いや、麻美さん送ってから出ようとしたけど。俺の上着離さなくて」
んな事より服を着ろといわれ、
やっと自分が下着だけの格好に気付く。
近くにあったワンピース型のパジャマを慌てて羽織り申し訳なさそうに有馬君を見上げる。
「っぁー…っと、ごめんね、有馬君…」
それにしても添い寝する事も無いんじゃないかな、
と思いつつ時計を見る。
午前1時前。
っあー…さすがに今帰れとかは無いな…。
というか部屋汚く無かったよね…大丈夫だよね…
1DKのあまり大きくない、
むしろこじんまりとした部屋をチラリと見渡す。
…大丈夫だよ…ね?
自分のベッドの感覚にむくりと起きる。
スーツが気持ち悪くてボタンを外していく。
えっと…パジャマ…どこだっけ。
ま、いいか…
寝ていたせいで皺のできたスーツを放り投げてそのまま布団の中へ入る。
ごろんと寝返りを打ってから、
目の前で小さく「あの…」と誰かの声がして目を開く。
……目の前には有馬君がいるわけで。
…あれ、ここ私の家だし…なんで?
「…やっと目覚めた」
照れ隠しのように一言呟いてから
有馬君が私に背を向けてベッドに座る。
「…え…なんで?」
「いや、麻美さん送ってから出ようとしたけど。俺の上着離さなくて」
んな事より服を着ろといわれ、
やっと自分が下着だけの格好に気付く。
近くにあったワンピース型のパジャマを慌てて羽織り申し訳なさそうに有馬君を見上げる。
「っぁー…っと、ごめんね、有馬君…」
それにしても添い寝する事も無いんじゃないかな、
と思いつつ時計を見る。
午前1時前。
っあー…さすがに今帰れとかは無いな…。
というか部屋汚く無かったよね…大丈夫だよね…
1DKのあまり大きくない、
むしろこじんまりとした部屋をチラリと見渡す。
…大丈夫だよ…ね?