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揺れる世界の秘め事
第10章 秋空のフェスティバル
「どうも。暮橋理佳です」
「ああどうも。有馬純平です、センパイすぐ迷いそうなんで
お友達の方が来てくれて本当に良かった。感謝します」
そう笑う有馬君を見て
「失礼ね、大丈夫よ」と反論したが、
リカからすぐに「ええ、本当。危なっかしい子なのよね」とニヤリと笑われる。
変なところで息の合う二人がタッグを組んで来られたら
間違いなく言い返せなくなる。
そんな危険を感じ「ううう…」と唸ってしまう私を二人が笑う。
「ひ、ひどい、2人とも…も、もう…」
「まぁ、事実は捻じ曲げられないからね。有馬君、そろそろ道案内してくれる?」
時間をちらりと見て有馬君も「ああ、はい」と通常運転に戻る。
なんだかんだで進行役にもなってくれ、切り替えも早く。
そんな頼もしいリカだから誘ったんだけど…。
それから十分くらい歩いた所にある学校の前で有馬君が止まる。
「ここですね」
そう指差した学校は超有名な私立学校だった。
「…本気でこんな所に勤めてんの?あんたの友人が?」
さすがのリカも「うげぇ…」と言った顔をする。
「すごい学校に勤務してるのね…」
先ほどのリカの言葉に少し同意する。
有馬君は仕事もできる人だけど少々やんちゃなグループにいるイメージだった。
「ひでぇ言い方。俺広く深く友人関係あったし。
ここの教師なったヤツは中学の時からの友人だし?」
「へぇ……ああ、でも幅広くは納得ね…」
会社でも上司からもかなり可愛いがられてるし…。
そんな事を思い出してるとリカがこちらを見つめて
「すごいの捕まえたわね…ホント…」と一言つぶやいた。
捕まえたというより捕まったんです…私が…。
「ああどうも。有馬純平です、センパイすぐ迷いそうなんで
お友達の方が来てくれて本当に良かった。感謝します」
そう笑う有馬君を見て
「失礼ね、大丈夫よ」と反論したが、
リカからすぐに「ええ、本当。危なっかしい子なのよね」とニヤリと笑われる。
変なところで息の合う二人がタッグを組んで来られたら
間違いなく言い返せなくなる。
そんな危険を感じ「ううう…」と唸ってしまう私を二人が笑う。
「ひ、ひどい、2人とも…も、もう…」
「まぁ、事実は捻じ曲げられないからね。有馬君、そろそろ道案内してくれる?」
時間をちらりと見て有馬君も「ああ、はい」と通常運転に戻る。
なんだかんだで進行役にもなってくれ、切り替えも早く。
そんな頼もしいリカだから誘ったんだけど…。
それから十分くらい歩いた所にある学校の前で有馬君が止まる。
「ここですね」
そう指差した学校は超有名な私立学校だった。
「…本気でこんな所に勤めてんの?あんたの友人が?」
さすがのリカも「うげぇ…」と言った顔をする。
「すごい学校に勤務してるのね…」
先ほどのリカの言葉に少し同意する。
有馬君は仕事もできる人だけど少々やんちゃなグループにいるイメージだった。
「ひでぇ言い方。俺広く深く友人関係あったし。
ここの教師なったヤツは中学の時からの友人だし?」
「へぇ……ああ、でも幅広くは納得ね…」
会社でも上司からもかなり可愛いがられてるし…。
そんな事を思い出してるとリカがこちらを見つめて
「すごいの捕まえたわね…ホント…」と一言つぶやいた。
捕まえたというより捕まったんです…私が…。