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揺れる世界の秘め事
第10章 秋空のフェスティバル

まぁここまで来たし、お祭りだし。
母校よりも随分大きい学校へ三人で入っていく。

校門をくぐるといくつもの屋台があり、まさにお祭り。
と言った感じだ。

リカはあちこちの食べ物屋さんへ向かい、
あちこちからサービスを受け、
ものの数分で大量の食べ物と純真な少年の心を狩ってきた。

「ん。ラッキーね。チョロイわ」
「うっわ鬼だ、ハート泥棒だ。ひでぇ」
少年のような反応をして、ケタケタと笑う有馬君。

「子供ね。簡単に奪われる方が悪いのよ」
大人の色気たっぷりに笑うリカ。
苦笑しながら「さっさと入ろうよ」と2人に視線を向けて、リカから林檎飴をひとつ奪う。

校舎内もなかなかすごいものだ。
一通り催しを見ながら校舎を案内してもらう。

小、中、高、さらには大学までエスカレーター式にできている校舎は同じ敷地内に四つの学部があるわけで、
さらにはこの祭りが校舎内全てでされているんだから驚きだ。

しかしこの催しはこの校舎にしかない、
と言った決まりごともあり、
なかなか見たいものも多すぎる。

例えばお化け屋敷へ行きたいと思うと高等部の二階だが、
喫茶店となると風変わりの物も混ぜると5つある。
が、初等部の三階、もしくは大学部の二階となっていき、なかなかに歩き回らせようという悪意がある。

「このクラスは午後のみ、あのクラスは午前のみって分けなさいよ…」
面倒だわ…とリカがうんざりした顔をする。
「まぁ、適当に歩き回れば問題ないよ」

全学部共同で使われるのは
だだっぴろい体育館と校内にあるコンサートホールだ。

今回有馬君が参加するのはコンサートホールの方らしい。
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