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第12章 家まで、待てない…

「声、押し殺すなよ？すっげぇ可愛い」

またすぐに阻止されて、イイ場所を指の腹でグリグリと押される。

「やぁっ、も、ふぁぁっ、んんんっ」

気持ちよくて苦しくて息も上手に吸えなくなる。
これ以上されたら壊れてしまう。
そう思って首を振る。

「いいよ、このままイケよ。もっと麻美のイキ顔見せろ」

妖しく笑う純平を軽く睨むとクスリと笑ってかわされ、彼の親指が蜜口の上、赤い芽をこねくりまわし、中に入ったままの指が上壁を力強くこすりながら前後に動く。

「アッ、ぁぁッ…んぁ、いッ、やぁ、や、やだッ、ぅぅんんッ」

乱暴な愛撫に抵抗もできずそのままガクガクと大きな波に呑まれる。
深い絶頂に耐えられず、シーツを握り締める。

止まらない波の中、蜜口から抜いた指をペロリと舐める純平くんを見て、ものすごく恥ずかしくなる。
足元で衣擦れの音。
ベルトのカチャカチャと鳴る金属音。
ジッパーを下げる音が続いて聞こえた。

チラリと純平君を見て顔が赤くなって、
すぐに血の気が引く。

…私が知ってるのとかなりサイズが違う気がする。
…これ…かなりデカイんじゃ……。

「う…わ……」
好奇心や期待と恐怖が入り混じった一言が口から出て行く。

「あんま見んなよ、恥ずい…」

少し赤い顔の純平くんを見てハッと我に返る。

「あ、や、ごめ…えっと…触っていい…？」

何も考えずに出た言葉を互いに飲み込むまできっかり２秒使い、ボンッと音がするほど顔が真っ赤になる。