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揺れる世界の秘め事
第12章 家まで、待てない…
「おっ…きぃ…」

やはり、こんなサイズ知らないし…。
こんなのがこれから入るの…?
不安と期待と好奇心が全部入り混じって頭がぐるぐるする。

「ん…それは…どうも…っでも、平気?」
「ん…何が?」

「怖くないの?これから、コイツが…麻美のナカ、入るんだよ?」
「…っつ」

耳元で囁かれて、一気に身体が熱くなる。
こんな大きいのが入ったら、
どうなっちゃうんだろう、
怖いけど、気になる……。
ぬるついた右の手のひらを先端から下降させて、
緩く握り締めてこすりあげる。

少し気持ちに余裕ができたから、
気付かれない程度に純平くんの身体に視線を向ける。

ガッシリした男性の身体なのはおんぶしてもらった時に気付いてたけど。ほど良くついた筋肉を見るとやっぱり、と納得と緊張感が湧き出る。

運動部入ってたのかな…というか…あまり純平くんの事知らないかもなぁ…私のほうより、純平くんの方が絶対経験があって。それはわかりきってるから何も言うつもりもないけど。


少しだけ面白くない…かな。
意識と視線を右手に戻して純平くんの欲望の塊を扱きあげる。

「…んッ…」

小さく呻くような声を聞いて、もう少しだけ強めに握ってみる。部屋にねばっこい水音と、純平くんの荒い息が広がって、ゾクリと粟が立つ。

なんか…やらしい……。

この声を、この音を出させているのは自分だ、と考えて少し気分が良くなる。
純平くんの首元に顔をうずめて、首筋にキスを落とす。
「んっ…麻美…?」
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