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揺れる世界の秘め事
第12章 家まで、待てない…
「言っとくけど…麻美意外とかありえないからな?」

そんな気持ちもすぐに見透かされて。
もう、本当に勝てないなぁ…とうれし涙を零す。

「…う、ん…」
「そもそもどんだけアタックしてたと思ってんの…やっと、だから」

小さく呟いた言葉の意味がわからなくて問おうと口を開いたけど、すぐに純平くんの唇にふさがれる。

「んぅっ…ん、…ふっ…」

はじめから貪るような、噛み付くようなキスをされてゆるゆると薄れていた熱を最大にまで持っていかれる。
息が上手に吸えなくて、少し無理に唇を離すと、名残惜しそうにちゅ、とキスして離れていく。
そのままベッドに横にされ、覆いかぶさるように見つめられる。

「あんな事されたら我慢なんてできねぇよ」
「…いいよ。そんなの…しないで」

薄い笑みで言うと「煽んなよバカ」と小突かれる。

純平くんの片手が私の太ももあたりを優しく撫でながら
薄い避妊具の袋を口に咥え、もう片方の手で袋をピリリと破る。

その仕草に男の色気を感じて、下腹部が疼く。

手馴れた手つきで自身にかぶせていく。
それと同時に反対の手が私の入り口をゆるく弄る。

「んぅ…っはぁ…」

優しく触れられるだけで気持ちよくて頭がとろんとする。

「俺のいじって興奮したんだ?さっきより濡れてんじゃん」
「だ、って…んぅ…んっ…ぁ」

恥ずかしくて言い訳しようと開いた唇を純平くんの唇でふさがれる。

そのまま蜜口に彼のがあてがわれ、自身に蜜を塗る。
それがなんだか焦らされてるみたいに感じて早くと腰をくねらせる。
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