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揺れる世界の秘め事
第13章 事情後のベッド
いや、まぁ、純平くんのかっこよさだし、
変なオジサマに気持ち悪いことされたらイケメンに慰めてもらって上書きしたいカモ…?…うん。

正直わからなくもない…ような…そうでもないような……。とても複雑。

「で」と純平くんが一言呟いてから口を閉じたので、
チラリと見つめる。

視線が合うとふわりと笑って口を開く。

「俺から求めたり、好きになったり、欲情したり、いつでも触りまくりたいとか思っちゃうのは麻美さんだけなんだけど。どうしたらいい?正直縛って誰にも見せないようにずっと閉じ込めておきたいくらいスキなんだけど」
「え……」

優しい笑顔のまま出された言葉の意味を飲み込むのに時間がかかってしまう。
あきらかに物騒な言葉がミスマッチで。

「俺だっておかしいって思ってるし。
ずっと見向きもされなかったのに急にこんな近くなって正直嬉しいけど怖いし。
首輪でも手錠でもなんでもつけて麻美さんずっとそばにおいときたいし…こんなん初めてだし…」

私の動揺を拒絶と取ったのか、腰にあった腕を離して不安そうに呟く。その姿がやっぱりかわいくて、そっと離れてった腕を掴んで、彼に向き合う。

「正直、少し物騒かなって思うけど。
痴漢なんてしちゃう人だし。実際本当に縛られて閉じ込めるんじゃないかななんて少しだけ思っちゃうけど。
でも、いいよ。わたしだって初めて本気で純平くんのこと好きになったし。純平君がしたいようにしてもいいよ。まぁお互い社会人なんだし、ある程度は考えて、だけどね?たくさん責任とかもあるし」

本当に監禁なんてしないと思う。
というか純平くんは良い子だからできないだろうなぁ…。
もし本当にされても拒絶なんて私はしないかも…。
正直純平くんが私以外の女性を見ないように閉じ込めてしまいたい。なんて、ちょっとだけ思ってる。

ふふ、似たもの同士なんだな、きっと。
まっすぐ彼を見て、恐怖なんて全く無くて。
「むしろ望んじゃうかも」と薄く笑う。
「お互い、相当だな…」と呟きながら照れて、
困ったような笑みを浮かべる純平君に、
「本当にね」と笑う。きっと私も同じ笑みを浮かべてる。

「つか、最強の殺し文句だよな。本当にしたらどうすんの」
「…え、そしたら純平くんも外に出したりしないよ?」

迷わず答えると、
「っは、最高」

ケタケタと笑って私を抱きしめる。
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