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揺れる世界の秘め事
第16章 お出かけデート
遊び友達…紅葉さんが?
「そう、なんですね…も…紅葉さんも女性と遊んでたんですか?なんだかイメージわきませんが」
そういうと少し満足げに笑われる。
「何も知らないような顔して迫るのが俺のやり方でしたね」
「なるほど。納得です」
こくりと頷くと笑われる。
あれか、少女漫画とかに居る腹黒担当か。
女子取り合いだろうなぁ…なんてほほえましく思ってしまったのが自分でも可笑しい。彼女の余裕なんてものじゃないけど、食われたほうも食ったほうも遊びなんだから誰も責められないもの。
「さてと…こんなかんじですかね?」
気がついたら髪の毛もメイクも完璧で、早いし上手いし。さすがプロ。
「……すごい…」
「ふふ、気に入ってもらえたみたいで嬉しいです」
そう笑いながら背中から腕が伸びてきた。
「……ぇ…」
小さく呟いてピクンと跳ねる。
背後から抱きしめられている…?
私が?誰に?…紅葉さん?
「ジュンに全部選んでもらって、ジュンに染められてるって思ってます?…今着てる服も靴も髪もメイクも。俺の店の、俺の手でやったものですよ」
くすりと笑われて、何が起きているのか理解できない。
「……純平くんの、彼女…だよ、私…」
抱きしめられて、首元に顔を埋められてて。咄嗟に出た言葉はそんなもの。
彼女じゃなければ抵抗しなかったみたいな言い方に自分でも信じられなかった。
「…くす。…純粋なんだね?俺がすきなのは彼氏の為に頑張る女。意味、わかる?」
さっき言ってた言葉をもう一度言われ、じっくり飲み込む。
その意味…なんて…
「浮気…が、好きなの?」
「んー…略奪愛?」
さらりと言われて頭が真っ白になる。
それは確かに当人達は燃える。かもしれない。
そううっすら理解して唇を歪ませる。
「…残念。他あたってね」
そう笑ってから腕を離す。
するとすぐに
「…っちぇ~、乗ってくれたら楽しかったのになぁ~」
と明るく笑う紅葉君が居た。
動揺はあったけど、たぶん試されてたんだと理解する。
「そう、なんですね…も…紅葉さんも女性と遊んでたんですか?なんだかイメージわきませんが」
そういうと少し満足げに笑われる。
「何も知らないような顔して迫るのが俺のやり方でしたね」
「なるほど。納得です」
こくりと頷くと笑われる。
あれか、少女漫画とかに居る腹黒担当か。
女子取り合いだろうなぁ…なんてほほえましく思ってしまったのが自分でも可笑しい。彼女の余裕なんてものじゃないけど、食われたほうも食ったほうも遊びなんだから誰も責められないもの。
「さてと…こんなかんじですかね?」
気がついたら髪の毛もメイクも完璧で、早いし上手いし。さすがプロ。
「……すごい…」
「ふふ、気に入ってもらえたみたいで嬉しいです」
そう笑いながら背中から腕が伸びてきた。
「……ぇ…」
小さく呟いてピクンと跳ねる。
背後から抱きしめられている…?
私が?誰に?…紅葉さん?
「ジュンに全部選んでもらって、ジュンに染められてるって思ってます?…今着てる服も靴も髪もメイクも。俺の店の、俺の手でやったものですよ」
くすりと笑われて、何が起きているのか理解できない。
「……純平くんの、彼女…だよ、私…」
抱きしめられて、首元に顔を埋められてて。咄嗟に出た言葉はそんなもの。
彼女じゃなければ抵抗しなかったみたいな言い方に自分でも信じられなかった。
「…くす。…純粋なんだね?俺がすきなのは彼氏の為に頑張る女。意味、わかる?」
さっき言ってた言葉をもう一度言われ、じっくり飲み込む。
その意味…なんて…
「浮気…が、好きなの?」
「んー…略奪愛?」
さらりと言われて頭が真っ白になる。
それは確かに当人達は燃える。かもしれない。
そううっすら理解して唇を歪ませる。
「…残念。他あたってね」
そう笑ってから腕を離す。
するとすぐに
「…っちぇ~、乗ってくれたら楽しかったのになぁ~」
と明るく笑う紅葉君が居た。
動揺はあったけど、たぶん試されてたんだと理解する。