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揺れる世界の秘め事
第16章 お出かけデート
「ふふ、ビックリした…」
「ジュンの相手だし?本気で可愛いし。別に奪ってもいいかなって思ったけど、ごめんね?試しちゃった」
ぺろっと舌を出す紅葉くんは容姿に似合ってて噴出してしまう。
「ジュンのことちゃんとよろしくね?アイツもちょっと変わったみたいだけど」
「うん。頑張ります」
そう笑顔を向けるとうんうん、と頷いてから部屋を出て行く。
私も後をつけるように部屋を出て、純平くんを見つけて駆け寄る。
「純平くん…っ」
背中に声をかけて振り向かれて見惚れる。
白のTシャツに紺のジャケット、カーゴパンツといったカジュアルな服を着た
純平くんに目を奪われる。
昨日も昨日でかっこよかったけど。昨日はデニムに七分シャツでそれもよかったけど。やっぱセンスいいなぁ…っと溜息が漏れる。
「お待たせしました、純平くん…かっこいいね」
思ったまま照れ笑いで言うと固まったままの純平くんが「あぁ…いや…」と呟く。
反応が鈍くて少し不安になって首をかしげる。
「どうかしたかな…変?」
髪の毛はウェーブをかけた編みこみ入りのポニーテールにしてもらって、小さな行動でふさふさと揺れる。
「いや、すごい可愛い。モミジのデザインなのがすげぇ癪だけど」
こんな時に嘘のない言葉ってわかるほどまっすぐ向けてくれる純平くんが好き。
「えへへ、ありがとう…あんまり着慣れない服だから変だったらどうしようかなって」
そのまっすぐすぎる言葉に頬が熱くなって恥ずかしくなるけど。
少し変な空気のままお互い沈黙してしまい、コツコツと近づいた足音に目を向ける。
「ど、可愛いでしょ。麻美ちゃん」
自信満々で悪戯っ子の笑みを浮かべた紅葉さんを見て、純平くんがむっとする。
「ジュンの相手だし?本気で可愛いし。別に奪ってもいいかなって思ったけど、ごめんね?試しちゃった」
ぺろっと舌を出す紅葉くんは容姿に似合ってて噴出してしまう。
「ジュンのことちゃんとよろしくね?アイツもちょっと変わったみたいだけど」
「うん。頑張ります」
そう笑顔を向けるとうんうん、と頷いてから部屋を出て行く。
私も後をつけるように部屋を出て、純平くんを見つけて駆け寄る。
「純平くん…っ」
背中に声をかけて振り向かれて見惚れる。
白のTシャツに紺のジャケット、カーゴパンツといったカジュアルな服を着た
純平くんに目を奪われる。
昨日も昨日でかっこよかったけど。昨日はデニムに七分シャツでそれもよかったけど。やっぱセンスいいなぁ…っと溜息が漏れる。
「お待たせしました、純平くん…かっこいいね」
思ったまま照れ笑いで言うと固まったままの純平くんが「あぁ…いや…」と呟く。
反応が鈍くて少し不安になって首をかしげる。
「どうかしたかな…変?」
髪の毛はウェーブをかけた編みこみ入りのポニーテールにしてもらって、小さな行動でふさふさと揺れる。
「いや、すごい可愛い。モミジのデザインなのがすげぇ癪だけど」
こんな時に嘘のない言葉ってわかるほどまっすぐ向けてくれる純平くんが好き。
「えへへ、ありがとう…あんまり着慣れない服だから変だったらどうしようかなって」
そのまっすぐすぎる言葉に頬が熱くなって恥ずかしくなるけど。
少し変な空気のままお互い沈黙してしまい、コツコツと近づいた足音に目を向ける。
「ど、可愛いでしょ。麻美ちゃん」
自信満々で悪戯っ子の笑みを浮かべた紅葉さんを見て、純平くんがむっとする。