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揺れる世界の秘め事
第17章 彼のお家
「今日一日ずっと麻美さんが俺を誘ってたんだろ?…ココも…もう、準備できてんじゃんか…?」

荒っぽい息のまま小さく笑ってショーツの上から突起をコツコツとつつかれる。

「やっ…ぁぁっ…」
ビクビクと背中が小さく跳ね、足から力が抜けて膝から崩れ落ちそうになったので慌ててシンクに手をつき身体を支える。

「純平…くん……」
声が少し上ずったまま彼の名前を呼ぶと「どうしたの?」と太ももの付け根の指をゆるゆるともどかしく動かす。もう片方の腕も支えるのを止め、指先を踊らすみたいにすすすっと胸元まですべらし、服の上から胸を撫でる。

「ぅぅ…ん…」
くすぐったい感覚に身体を捩るけれど、どちらの手もゆっくり、優しく焦らすように動いて苦しい。
それこそ本当に焦らされてるんだ…。

「…どうしたの?麻美さん?」
からかうような、平然と心配するような。
そんな口調で聞かれて反応に困る。
「顔真っ赤だよ?ココもトロトロ……」
「だ…だって…それは…っ」

純平くんがやらしく触るからだよ…!?

そう思って純平くんを睨むとニヤリと意地悪な笑みを浮かべている。

「麻美さん今スゲェ発情した顔してるよ?色っぽくて可愛い」
緩やかにショーツの上を純平くんの指が動く。
「…っは…っ…」
「息も荒くて、足もプルプル震えてて…すっげぇエロイ」
「…ぁっ……」

人差し指と中指が花芯のまわりの柔肉をくにくにと揉んでその度にピクッと反応する。

「でも…駄目なんだよなぁ…残念」

悪戯っぽい笑みを含んだ一言を呟いてそっと巻きついていた純平くんの腕がはなれ、背中に感じた熱も消える。
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