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エロ除霊師のお兄さんに付きまとわれてます。
第2章 決して偶然じゃない
元々体調が優れない日だった。妙にだるくて、熱っぽい。風邪を引いたのかな、嫌だなと思っていた矢先の出来事のため、余計に苛立った。
駅に着く前に、声をかけてやる。お尻や背中、肩を撫でる腕を想像して気分が悪い。
痴漢に触られたところでちっとも感じやしない。吐き気を催す不快感だけだ。
決意を固めて扉の窓越しに外に目をやる。窓に反射で私が映っていた。
ーー私以外映っていなかった。
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