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エロ除霊師のお兄さんに付きまとわれてます。
第2章 決して偶然じゃない

「それがさあ、SNS見たらどうもそこらしいの」
「本当かなあ」
「行ってみようよ! そしたら確かめられるじゃん」
乗り気ではなかったが、どうしても行きたいという友人に押し切られ、その日の放課後、友だち数人と連れ立って、ここへ来た。
ギイ、と門扉を開ける音で、回想が破られる。
「では、中に入りましょうか」
男は平然と敷地内へ入っていく。
「え、不法侵入するの?」
「前にもしたでしょう?」
咎めるような視線を寄越されて私はうつむいた。付き合いで来たといっても、結果だけ見ればその通りだ。
元はクリーム色だった壁は薄汚れており、玄関の黒いドアも白っぽい汚れがたくさん付着していた。不安で周囲を見渡すが、通行人の姿もなく静かだ。
「本当かなあ」
「行ってみようよ! そしたら確かめられるじゃん」
乗り気ではなかったが、どうしても行きたいという友人に押し切られ、その日の放課後、友だち数人と連れ立って、ここへ来た。
ギイ、と門扉を開ける音で、回想が破られる。
「では、中に入りましょうか」
男は平然と敷地内へ入っていく。
「え、不法侵入するの?」
「前にもしたでしょう?」
咎めるような視線を寄越されて私はうつむいた。付き合いで来たといっても、結果だけ見ればその通りだ。
元はクリーム色だった壁は薄汚れており、玄関の黒いドアも白っぽい汚れがたくさん付着していた。不安で周囲を見渡すが、通行人の姿もなく静かだ。

