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エロ除霊師のお兄さんに付きまとわれてます。
第2章 決して偶然じゃない

鍵はかかっていなかった。暗い玄関を土足のまま通過して、男は室内へ踏み込んでいく。待って、と家の中に入った途端。
「か……はッ……」
喉をかきむしる。呼吸ができない。見えない手で首を締め上げられているようだ。
私の異変に気付いた男が戻ってくる。口の中で何かを呟きながら、ホームの時みたいに人差し指と中指を私の額に押し当てた。
「ごめん、君が重度の霊媒体質だということを忘れていた。それに訓練を受けていないことも」
「何の……話……?」
「か……はッ……」
喉をかきむしる。呼吸ができない。見えない手で首を締め上げられているようだ。
私の異変に気付いた男が戻ってくる。口の中で何かを呟きながら、ホームの時みたいに人差し指と中指を私の額に押し当てた。
「ごめん、君が重度の霊媒体質だということを忘れていた。それに訓練を受けていないことも」
「何の……話……?」

