この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
エロ除霊師のお兄さんに付きまとわれてます。
第2章 決して偶然じゃない

「アキナは幽霊が苦手なものって、わかる?」
「塩とか、ニンニクとか?」
「ニンニクは……吸血鬼伝説じゃないかな? 塩は正解。でも一番はね、」
しゅる、とネクタイを引き抜いて。こちらを向いた彼は明らかに今までと違う雰囲気を宿していた。
「エッチなこと」
頬に手が添えられたかと思うと、ちゅっと唇を吸われる。咄嗟に反応できず、何秒か遅れて抵抗を試みるも、身体にうまく力が入らない。まるで見えない紐で縛られているみたいに、もがいても腕さえ上がらない。
何がどうなっているのか、やはりこいつも痴漢目的だったのか。
必死に暴れて逃げようとしたが、肩に置かれた手に大して力が込められているとは思えないのに、動けない。
「塩とか、ニンニクとか?」
「ニンニクは……吸血鬼伝説じゃないかな? 塩は正解。でも一番はね、」
しゅる、とネクタイを引き抜いて。こちらを向いた彼は明らかに今までと違う雰囲気を宿していた。
「エッチなこと」
頬に手が添えられたかと思うと、ちゅっと唇を吸われる。咄嗟に反応できず、何秒か遅れて抵抗を試みるも、身体にうまく力が入らない。まるで見えない紐で縛られているみたいに、もがいても腕さえ上がらない。
何がどうなっているのか、やはりこいつも痴漢目的だったのか。
必死に暴れて逃げようとしたが、肩に置かれた手に大して力が込められているとは思えないのに、動けない。

