この作品は18歳未満閲覧禁止です
エロ除霊師のお兄さんに付きまとわれてます。
第5章 廃病院にて
コウタだけではない。ヒロエさんも私の秘密を何か知っている。そう確信した。
一体どうして。彼女は何者なの。
疑念だけが渦巻き、ただでさえ苦しい呼吸がますます細くなる。
暗闇の中、コウタはパン! と手を叩いた。
「わかった、これが終わったら教えるよ。まずは目の前の仕事に集中! ヒロエは上の階をお願い」
ヒロエさんは一瞬「私に指図するの?」という表情をしたが、暗闇の中へ走り出す。
すぐに階段を駆け上っていく音が聞こえた。