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第6章 淫らな儀式

竿をつかんで、ゆっくりしごく。手の中で徐々に大きくなるそれ。でも本人は平然としている。

それなら口での奉仕はどうか。覚悟を決めて口を近付ける。先端はぬめりを帯びてテラテラと光っていた。

手で握ったまま、目を閉じてぱくっと咥える。
「うっ」と切羽詰まった声が聞こえた。

「ひもちいいれすか？」
「く、口に入れたまま喋るなっ……！」

見上げると完全に焦った彼と目が合った。
苦しそうに息を吐く姿にゾクリとする。

こんな表情もするんだ。絶対に他の人に見せたくない。暗い感情で胸がざわつく。