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エロ除霊師のお兄さんに付きまとわれてます。
第7章 花香るメモリー

「皓太」
「思い出してくれたんだね、皓奈」
私の名前は、音の読み方から想像しにくい漢字が使われている。
だから彼の名刺を見た時、不思議に思ったのだ。同じ漢字が使われていると。
「我々一族は目に見えないものを祓う力を与えられている。その力を持つ者は代々『皓』の字を受け継ぐ。意味は『月の光で闇を祓う者』」
皓太は淡々と告げる。
「私、何も知らなかった。記憶がなくて」
「当然だよ、君のご両親が亡くなったのは交通事故なんかじゃない。仕事上の不慮の事故だった。そしてその呪いは同じ場所にいた皓奈にもかけられるところだったんだ。だから俺たちは忌まわしい呪いを断ち切るために君の記憶を奪った。でも力は奪いきれなくて、残っていたみたいだね。霊感があったり、俺の記憶を消す真言が効かなかったり、そういうこと」
「思い出してくれたんだね、皓奈」
私の名前は、音の読み方から想像しにくい漢字が使われている。
だから彼の名刺を見た時、不思議に思ったのだ。同じ漢字が使われていると。
「我々一族は目に見えないものを祓う力を与えられている。その力を持つ者は代々『皓』の字を受け継ぐ。意味は『月の光で闇を祓う者』」
皓太は淡々と告げる。
「私、何も知らなかった。記憶がなくて」
「当然だよ、君のご両親が亡くなったのは交通事故なんかじゃない。仕事上の不慮の事故だった。そしてその呪いは同じ場所にいた皓奈にもかけられるところだったんだ。だから俺たちは忌まわしい呪いを断ち切るために君の記憶を奪った。でも力は奪いきれなくて、残っていたみたいだね。霊感があったり、俺の記憶を消す真言が効かなかったり、そういうこと」

