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恋する男子に恋をした
第1章 失恋
コンビニでサラダと唐揚げと、乾き物を数点かって帰る。



「まだ時間あるし、シャワーでも浴びるかな。」



テーブルに袋のまま置いて、シャワーを浴びて出ると、チャイムが鳴った。


タオルを腰巻のままの姿で、ドアの鍵を開けると、黒いオーラに包まれ、どんよりした蜂屋が立っていた。



「い……いらっしゃい?あ、上がれよ」


「ん」


これまた持参したのは日本酒大吟醸の一升瓶。それも銘酒と言われる代物に、家から持って来ましたと言わんばかりの主張をされた。



「流石に日本酒は…」


苦笑する俺に、もう片方の手からウィスキーを出す蜂屋にはそれ以上ツッコめなかった。

俺、そんなに酒強くないし。
絶対潰れる。
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