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恋する男子に恋をした
第4章 告白
何も言えずに、どうしようかとうじうじしている俺に、蜂屋はしびれを切らしていた。



「オーちゃん?!」


「ん、でも……辞めないって言ったけど、シフトもいれてもらったし、やっぱり辞めるって、っい、痛い!!」



俺が言い終わる前に、蜂屋は怒って俺のほっぺたをツネる。



「辞めないって言ったの、嘘かよ!!」


「う、嘘って……っ男に二言はねぇよ!!」



手を払いよけて頬をさすった。ヒリヒリと言うか、ジンジンする頬のせいで、ちょっぴり涙目になった俺が睨むと、蜂屋はムッとしていた。

マジでつねる年じゃ無いだろ?!
手加減ってのをしろ!!



「じゃ、新しいバイト先に辞めるって言えよ?」


「それはお前に指図される事じゃねぇ」


「はぁー?!」


「店長に『辞めない』って言うけど、シフトはいつも通りにはしない。つーか、ここまで俺がお前に説明する必要も無いと思うけど?」


「あるに決まってんだろ?俺は店長から頼まれたんだから!!」


「…あぁそうかよ。じゃ、これでお前の使命は終わっただろ?俺が辞めなければ良いだけだろ?!」
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