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恋する男子に恋をした
第4章 告白
俺の言葉に蜂屋は動きを止めてから、ゆっくりと振り返って俺を見た。
まさに『驚きの表情』で、でも直ぐに苦笑いをして言った。
「あぁ……おれのこれ?オーちゃんってば変態?!」
「茶化すなよ。身体だけじゃねぇ。少なくとも、お前のチンコを咥えられるくらいに好きだって言ってんだよ」
「は……はぁ」
気の抜けた返事をした蜂屋は、頬をピクピクと動かしていた。
言ってしまった。
そう後悔する俺は、ここにはいなくて、逆に気分がすっきりした。
美咲ちゃんがおれを好きだって知ると、通い詰めてたカフェにも行かなくなり、距離をとっている蜂屋が、もしこれで俺が蜂屋から距離をとっても、文句は言えないだろうって。
予防線では無い。
事実を蜂屋に見せつけたかったんだ。
じっと俺が蜂屋を見つめると、蜂屋は居た堪れなくなったのか、そそくさと玄関に向かう。
今そこを出ていったら、俺たちは終わる。
俺はそう蜂屋に念を送るが、蜂屋は振り向きもせず、『さよなら』の言葉もなくドアから出ていった。
カチャン
そう響いた部屋の中に俺一人だけ残されて、無音の中で玄関を見ていた。
はぁ、終わった。
俺は何をやってんだろう。
気の迷いじゃなく、マジ告白を男相手に……しかも俺を無理やり組み敷いた蜂屋にするなんて……。
虚し過ぎて笑ってしまったが、逆に自分の部屋に響く俺の乾いた笑い声だけが響いて、余計に虚しくなって、すぐに笑が止まった。
まさに『驚きの表情』で、でも直ぐに苦笑いをして言った。
「あぁ……おれのこれ?オーちゃんってば変態?!」
「茶化すなよ。身体だけじゃねぇ。少なくとも、お前のチンコを咥えられるくらいに好きだって言ってんだよ」
「は……はぁ」
気の抜けた返事をした蜂屋は、頬をピクピクと動かしていた。
言ってしまった。
そう後悔する俺は、ここにはいなくて、逆に気分がすっきりした。
美咲ちゃんがおれを好きだって知ると、通い詰めてたカフェにも行かなくなり、距離をとっている蜂屋が、もしこれで俺が蜂屋から距離をとっても、文句は言えないだろうって。
予防線では無い。
事実を蜂屋に見せつけたかったんだ。
じっと俺が蜂屋を見つめると、蜂屋は居た堪れなくなったのか、そそくさと玄関に向かう。
今そこを出ていったら、俺たちは終わる。
俺はそう蜂屋に念を送るが、蜂屋は振り向きもせず、『さよなら』の言葉もなくドアから出ていった。
カチャン
そう響いた部屋の中に俺一人だけ残されて、無音の中で玄関を見ていた。
はぁ、終わった。
俺は何をやってんだろう。
気の迷いじゃなく、マジ告白を男相手に……しかも俺を無理やり組み敷いた蜂屋にするなんて……。
虚し過ぎて笑ってしまったが、逆に自分の部屋に響く俺の乾いた笑い声だけが響いて、余計に虚しくなって、すぐに笑が止まった。