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恋する男子に恋をした
第5章 嫉妬
「ははっ、まさか」


「本当だって!ハッチが自分が止めるって飛び出していったんだから」


「そう……ですか。あ、あぁ、俺が辞めると自分が休めないからですよ。それ程仲良く無いっすよ?」



そう笑って流す俺に同調し、便乗して店長も笑っていた。

これまでうちに泊まりに来たりしてたのをスタッフのみんなは知ってるし、基本自分勝手の蜂屋に一番振り回されてたのも俺。

だから、こんな俺の言い分も笑って受け入れられるんだろう。事実はどうであれ……。



「でもさぁ、1番忙しい金土に出てこられないのは痛手だなぁ?」



なんていいながら、俺の様子を伺う様に見てくる店長は、こっちのバイトに本腰を居れて欲しいのだろう。

それでも百歩譲ってもどって来たんだから、これ以上は無理だよ?


しかも……俺、勢い余って告っちゃったんだよ?!


そんでもって、めっちゃ避けられてるし。日曜すら出たくねぇんだから。
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